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老犬のベッド選びと床ずれ(褥瘡)予防|寝たきりになる前に知っておきたいこと

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寝ている時間が長くなってきた老犬にとって、ベッド選びは快適さだけでなく「床ずれ(褥瘡)」の予防という点でも重要です。床ずれは、寝たきりでなくても早ければ1日程度でできてしまうことがあるとされ、一度できると治療に時間がかかることもあります。この記事では、床ずれが起きる仕組みとベッド選びのポイントを整理します。

床ずれ(褥瘡)はなぜ起きる?

床ずれは、同じ姿勢で長時間寝ていることで、体重がかかる部分の皮膚が圧迫され、血流が悪くなることで起こります。骨が出っ張っている部分、具体的には頬、足先(足首)、肩、腰まわりなどが特にできやすい部位とされています。

寝たきりの犬だけでなく、立ち上がろうと同じ姿勢でもがき続ける場合にも発症することがあるため、「まだ歩けているから大丈夫」とは言い切れない点に注意が必要です。

ベッド選びで確認したい3つのポイント

1. 体圧分散のバランス

高反発・低反発いずれのマットにも体圧分散の効果はありますが、硬すぎると特定の部位に圧力が集中し、逆に柔らかすぎると体が沈み込んで、寝返りや起き上がりの際に余計な力が必要になります。適度な反発力のバランスが重要です。

2. 厚みのある素材を選ぶ

薄すぎるベッドは、犬の体重で底つきしてしまい、床の硬さがそのまま伝わってしまいます。ある程度厚みのあるタイプを選ぶことで、圧力の分散効果を得やすくなります。

3. お手入れのしやすさ

粗相や毛の付着を考えると、カバーが取り外して洗えるタイプ、防水加工がされているタイプは、衛生面・お手入れの手間の両方で扱いやすくなります。

ベッドだけに頼らない:体位変換の重要性

どれだけ良いベッドを使っていても、同じ姿勢が続けば圧力は一点に集中し続けます。目安として2〜3時間おきに体の向きを変える「体位変換」を行うことが、床ずれ予防には欠かせません。体を反転させる際は、背中を軸にするのではなく、お腹を下にした伏せの姿勢を経由して、後ろ足を持って反転させる方法が紹介されています。無理に力を入れると愛犬に負担がかかるため、獣医師や看護師に正しい方法を教えてもらうと安心です。

すでに床ずれができてしまったら

皮膚が赤くなっている、毛が抜けている、傷ができているといった様子が見られた場合は、市販グッズでの対応を試す前に、まず動物病院を受診してください。悪化すると感染症のリスクも高まります。

タイプ別のベッドの選び方目安

状態適したタイプポイント
まだ自力で歩けるが横になる時間が増えた厚手のクッションタイプ出入りしやすい低めの縁
寝ている時間がかなり長い体圧分散マット高反発・低反発のバランス型
粗相が多い・介護が本格化している防水カバー付きマット洗える・拭けるお手入れのしやすさ

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グッズ選び全体の流れは「老犬(シニア犬)の介護グッズ完全ガイド」をご覧ください。歩行がまだ不安定な段階であれば、介護ハーネスの選び方も参考になります。

まとめ

床ずれは「できてから対処する」よりも「できる前に防ぐ」ことが重要です。ベッド選びと定期的な体位変換をセットで行い、皮膚の状態はこまめに観察する習慣をつけましょう。